«感情No.10 生きること»

「生きること」


自分がわからないと
自分はなにだろうと
考えていた

でも　結局わからない
でも　ひとつ思うことが、あった

自分が　なにだろうと
今、生きているって

それが　大切なんだって・・・

（記）1999/05/30
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«感情No.9 あなたということは»

「あなたということは」


肩書きなんてどうでもいい

あなたが　あなたということは
あなたが　よく知っているでしょう

それでも　それがほしいなら
あなたが　あなたを決めればいい

他の人が　どういおうと

あなたが　あなたということは
かえられないのだから

（記）1999/05/30
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«感情No.8 安らげる場所»

「安らげる場所」


大きな建物の中にいる僕は
外の音が聞こえない

急に淋しくなって
駆け足で　建物の中から這い出した

まるで　酸素を求めながらもがくように
まるで　水を求めながら渇きに耐えているように

僕は　必死になっていた
いま　そうしないと死んでしまうかのように


外の気候　外の空気　外の気温
そういったものを全部　肌で感じたかった

閉鎖的な空間から飛び出したかったんだ

僕は　外にでて生き返ったように
太陽を　風を　草木の息吹を　ただ感じていた


このとき　確かに僕は至福の時を過ごしていた

振り返り　今までいた大きな人工物をながめながら
柔らかな風の中　微笑みを絶やすことはなかった


息をすることも　喉を潤すことも
今は　その術を知っている
あの場所では　わからなかった

今　僕がいるこの場所が　僕にとってのオアシス

（記）2005/05/26
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«感情No.7 夜明けまで»

「夜明けまで」


町の光を見た

さみしい光だった

人は、暗闇がこわいのだろうか
だから、こんなにもさみしげな光をともすのだろうか

でも、本当は知っているはず

その光が消えてしまっても大丈夫なことに

夜が　闇が　明けるのを知っているのだから

（記）高校時代
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«感情No.6 刻まれている時間»

「刻まれている時間」


久しぶりに　あなたに逢えた
久しぶりに　会ったあなたは

何だか　眩しくて
何だか　落ち着いていて

知らない人みたいに見えた


私は　何だか落ち着かない

私の知っている　あなたを探した

あなたの顔
あなたの仕草
あなたの言葉

はじめは　あなたが別人のように思えたけど
やっぱり　あなたは私の知っているあなたでした


おかしいけど　そう思ってやっと
あなたに　逢えた気がした

緊張したのが嘘みたいに　落ち着けた
やっぱりあなたの隣は　心地いい

ずっと　こうしていたいけど

今日は　これでさようなら
また　逢いましょうね

今度は　あなたの変わったところを
見つけていきたいから―――

（記）2005/05/26
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«感情No.5 時と共に»

「時と共に」


時間の過ぎるスピードは
ときどき変わっているんじゃないかな

だって
十代のころと今とじゃ
全然スピードが違うって感じるから

毎日がめまぐるしくて
目が回りそうだよ

もっとゆっくり　のんびりと
時間が過ぎていけばいいのに

日付の感覚すら薄れていく

何かに打ち込む時間
楽しいや悲しい
そういった気持ちに浸っている時間

いつの間にか日付が変わっていたりする

時間のスピードに驚かされる

でも　時間はときに優しく感じる

辛さや悲しさ　そういった感情を薄れさせてくれるから

でも　やっぱり
ゆっくり　私のペースで生きていきたいな

たまに驚いたりもするけど
時間と上手につき合っていこう
時間と一緒に歩んでいこうと思う

あなたは　どんな時を刻んでいますか

（記）2005/5/23
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«感情No.4 しあわせのリレー»

「しあわせのリレー」


あなたを思いながら
少しずつ作り上げていく
あなたへの思いを注ぎ込むように

そんな時間が楽しくて
そんな時間がしあわせで

ついつい夜更かししてしまう

でも早く完成させたい
でもゆっくり仕上げていきたい

そんな思いを少しでも長く感じたい

だから今日も零時を過ぎてしまう

でも大丈夫
あなたを思いながら
少しずつ作り上げていくのは
それだけで私をしあわせにするから

あなたの存在が私をしあわせにしてくれる
少しでもこの思いが伝わるように
早くゆっくり作っていく

あなたに渡すとき
あなたの反応を想像しながら
少しでもあなたに
このしあわせが伝わればいい
そう思いながら

あなたへの思い
私からの想い
受け取ってもらえるように
伝わるように

今日も私はあなたに思いを馳せる

（記）2004/12/16
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