«感情No.92 今では遠い昔のあの日々を»

「今では遠い昔のあの日々を」

いつか作った砂のお城
脆くて壊れやすいお城

でも一心に持てる力を注いで

あの頃は夢を持っていられた
あの頃は夢を信じていられた

儚く脆く崩れたお城
悔しくて悲しくて
でも、もう一度と作り始めたお城

今もあの日の夢をみる


今では遠い昔のあの日々

（記）2007/07/26

«感情No.91 ふんわりいい気分の日»

「ふんわりいい気分の日」

今日は朝から元気いっぱい

何だかすごく外へ飛び出したくて
何だかすごくお日様を浴びたくて

いつもと少し違う自分

だから少し髪を切ってみたり
だから少しお洒落してみたり

今日はすごく気分がよくて

たくさん空気を吸い込んで
ゆっくり風を感じて
たくさん春の香りを楽しんで
ゆっくり私は歩いてみた

何だかとっても素敵な気分

ふわふわ　ふわふわ

（記）2007/03/15

«感情No.90 産まれてくる君へ»

「産まれてくる君へ」

怖がらないで
怯えないで

そんな顔しないで大丈夫

みんな、君の味方だよ
辛いことも、悲しいことも
みんな、みんな守ってあげる

だから、怖がらないでいいんだよ
だから、怯えないでいいんだよ

元気な声を響かせて
みんなの愛情を一心に受ける君を
みんな待っているからね

（記）2007/08/24

«感情No.89 おめでとう。と、ありがとう»

「おめでとう。と、ありがとう」

明日になれば何か変わる

そんなことを信じていたのは
いつの頃までだったんだろう

今では一年の中で
少しくすぐったい日で

大好きな人たちに会いたくなる日

何かが変わる、なんてことはないけど
そんな当たり前のような平凡さがあって

それがとても幸せだと感じたのは
いつの頃からだったんだろう


大好きな人たちから
たくさんの気持ちをもらえる素敵な日

そんな日になったんだから
やっぱり特別な日なのかもね

この日を覚えていてくれて
この日にお祝いしてくれて
すごく素敵な日にしてくれて

ありがとうを大好きな人たちへ

（記）2007/07/26

«感情No.88 ひとりの寂しさ»

「ひとりの寂しさ」

どんなに
どんなに

ひとりきりの時間を過しても

どんなに
どんなに

ひとりきりの経験を重ねても

慣れることはなくて
慣れたなんて嘘でも言えなくて

ひとりきりの時間
ひとりきりの経験
それが増えるごとに寂しくて

どうして慣れたりできるだろう

こんなにも寂しいのに


ただそれが過ぎるのを
じっと耐えているだけ

寂しいと素直に言わなくなっただけ

（記）2007/05/18

«感情No.87 弱くて強い»

「弱くて強い」

弱いままでいたくない

強さがほしい


弱さを受け入れられる強さ


弱さもあって　強さもあって
私は私になっていく


弱い私も好きになれるような強い私になりたい


強さにもいろいろ
あなたはどんな強さを望む？

（記）2006/11/23

«感情No.86 おもい、きもち»

「おもい、きもち」

流れ出すそれに耳を澄まして
零れ落ちそうなそれを拾って

私は紡いでいく

いつ涸れるかわからないそれを

幾日幾年と
私の内より生まれ消えいくそれを

ただ紡いでいく
言葉や文字にそれを込めながら

大切に紡いでいく
大切に綴っていく

（記）2006/11/25